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ジム開業に資格や必要な手続きって?
『基本的にジム開業に必要な資格はありません!』
しかし単にジムといっても種類が多く多様であります。一般のジムでは必要なくとも、設備に応じて必要になってくる届け出があることををまず知っておかなければなりません。
- プールやお風呂などを設置する場合⇨保健所(公衆浴場法)
- レストランなど食事をする場を設ける⇨保健所(食品衛生法)+規模によっては消防署(消防法)
- 駐車場を設置する場合⇨役場(建築基準法)
上記のものを設置する予定であれば、”食品衛生責任者や防火管理”などの資格が必要になってきます。
設置しない一般的なジムであれば、税務署で開業届を提出するだけでオッケーです!
ジム開業に必要な資金の目安は?
ジム開業に必要な資金の目安は、立地や規模により違いはありますが一般的に500万円は必要と言われております。もちろん物件の選び方や設備投資を抑えることで減らすことは可能なのも事実。
間違えてはならないことは、用意した資金を店舗の契約や設備に全て使ってしまわないこと。開業した途端繁盛するお店は稀で、赤字でも半年ほどは生活できるよう運転資金を置いておくことを忘れないようにしましょう。
資金の調達方法
一般人からネットで寄付を募る”クラウドファンディング”や日本政策金融公庫からの開業資金の融資を検討するのがメジャーです。
”クラウドファンディング”は予定している期間中に資金が集まらなければ1円にもならないので注意が必要。物件を押さえ開業する準備が整っているのであれば、公庫からの融資を受けることを第一に考えましょう。
ジム開業の物件選びついて
物件を選ぶ際の注意するべきポイントは3つ。
- 立地、商圏エリアの客層をマーケティング
- その物件がジム開業できるのか
- 最適な規模感の物件であるか
ジムは立地で存続できるかどうかが決まるといってもいいぐらい、立地にはこだわりぬく必要があります。
”離れた場所までわざわざ通うよりは家の近くや仕事の帰り道にあるなどの利便性を求めることが多い”←コレを押さえておかないと集客はうまくいきません。
自分の開業したいジムのお客様の層を明確にし、開業場所の周辺にどれだけターゲットにした客層がいるのかをマーケティングしましょう。
また物件を見る際にはジムが開業できるかの許可を取る必要があり、規模が大きくなればそれだけ費用もかさむので、最適な大きさの場所を選定しましょう。
物件の費用を抑えるポイントとして、居抜き物件を選択するのも1つの手です↓↓
ジム開業に必要な設備について
ジムにおく設備についてですが、これは自分の開業するジムのターゲットとしている客層に合わせて設置することがポイントです。
高齢者がターゲットなら負荷の少ない健康志向で、女性もターゲットとして狙っていくのであれば更衣室や水回りの設備には十分注意を払わなければなりません。商圏内にサラリーマンが多い地域での開業であれば、それに見合った器具を選定しましょう。
設備投資にかかった費用を回収できなおかつターゲットの顧客の想定年収から、ジムの適正金額を割り出すことも重要なポイントの1つです。
立地の次に大事な集客方法について
「いざジムを開業!しかし思ったよりもお客さんがこない…」
よくある話ですが、いい立地であれば勝手にお客様は来ると思っている事業主がおられます。いい立地はお客様の来店につながる地盤であり方法ではありません。
集客方法といっても様々でホームページやSNS集客、ビラ配りと様々です。一番メジャーな方法はやはりチラシです。商圏エリア内でターゲットとなる客層が多い場所にチラシを巻くという古典的な方法がジムの集客ではメジャー。
ウェブで広く集客するよりかは、通える範囲の見込み客に直接アプローチをかけれる方法の方が、ジムの集客としては費用対効果がよく効率的と言えます。
これらをベースに置いておきながら、他店と差別化する方法を見出すことが集客のキモです。ジム開業を考えるのであれば、競合店に打ち勝つ為にも大事な集客を極めていきましょう。
おわりに
ジム開業に必要な資格や手続きから、立地や集客方法まで、重要なポイントは山ほどあります。
ジムを開業したい!と考えるのであれば、上記の項目を読んでいただき開業の手助けになれれば幸いです。
比較的開業が簡単なジムという業種ですが、種類によっては届け出や資格が必要な場合もあります。後の祭りにならないよう、物件そのものがジム開業可能かどうかは必ず確かめておきましょう。