近年では田舎暮らしに憧れを持ち、実際に田舎に移住をする人が増えてきていることはご存知でしょうか?
「都会に疲れた…」
「脱サラして田舎に行きたい!」
人それぞれ思いは違えど、都会と環境が違う田舎暮らしに憧れを抱くのも間違いではないのかもしれません。人と人とのストレスから逃げたい。そんな風に考える人もいるでしょう。
いざ田舎に移住するとなると、やはり気になるのはお金の問題。どんな仕事をしていけば良いのか、詳しく知らない方も多いと思います。
「どうせなら田舎で儲かる仕事がしたい!」
今回はそんな人に向けて、地方の儲かる仕事について記事をまとめていきたいと思います。
目次
地方で儲かる仕事その①一次産業
田舎の仕事と聞き、真っ先に思い浮かぶのがコレではないでしょうか?
一次産業とは一体何?と思った方のために一次産業とは何かまとめておきます。
一次産業の代表的な仕事
- 農業
- 林業
- 漁業
- 畜産業
いわば生産者の仕事であり、私たちの生活の基盤となる仕事です。都会では難しい仕事で地方ならではの仕事と言ってもいいでしょう。
ではまずこれらを深掘りして見ていきますね。
農業は儲かる?
ここ日本では食料自給率の問題が深刻化しています。なぜなら農業を営む農家が急激に減少傾向にあるため。海外で生産されたものを輸入し補ってはいますが、なんらかの問題があれば食糧問題が深刻化すると考えられます。
そんな重要な仕事である『農業』ですが、育てる作物によって収入に差があることを知っておきましょう。年がら年中収穫できるものもあれば、一時期しか収穫できない作物まで幅が広いです。
害虫被害
災害
天候
など様々な要因から収穫不良に陥る危険性もあるため、年によって収入に変化があるということも少なくありません。
農業のメリット・デメリット
<メリット>
- 自分で作物を育てるので、食費が浮く
- 朝早く起き仕事をするため、健康的な身体を維持できる
- 儲かる作物によってはめちゃめちゃ儲かる
<デメリット>
- 天候や災害などで収入が安定しない
- 体力的にきつい
- 休みが不規則
- 農業に関する知識が不可欠
メリットとデメリットはこのようなものがあります。中でも休みが不規則というのがきついという声が、脱サラした人に多いポイント。
儲かる作物として代表的なもののまとめ記事がありますのでよければ参考にしてください↓↓
【農家の間で話題】ベビーリーフ栽培は実際儲かるの??
林業は儲かる?
日本の7割は森林に覆われていると言われていますので、今後もなくならない安定している仕事がこの林業です。
林業はチェーンソーなどを用いて森林を伐採し、木材を採取する仕事という認識が強いと思いますが、苗木を行い木を成長させる仕事も同時に含まれています。
2月〜3月 | 地ごしらえ | 木を伐採した場所の土地の整理をする |
4月〜5月 | 植栽 | 整理した土地に苗木を植える |
6月〜8月 | 下刈り・つる切り | 苗木の成長を邪魔する雑草などを除去する |
9月〜10月 | 枝打ち・除伐 | 余分な枝を除伐し成長を助ける |
11月〜1月 | 間伐 | 木材を収集するために木を伐採する |
仕事内容は上記の表を見ても分かる通り、1年間を通して仕事内容に違いがあるのが特徴。単に木を伐採するだけでなく、伐採する木を植えて育てるため、森林がなくなる心配はありません。
林業のメリット・デメリット
<メリット>
- 一人で黙々と作業ができるので、対人関係のストレスをためにくい
- 朝早く起き仕事をするため、健康的な身体を維持できる
- 雨の日は地盤が緩み危険なため休める
<デメリット>
- 体力的にきつい
- 労災事故が多い、危険が多い
- 年収は安定しているが、比較的低い傾向
危険が大きい仕事にもかかわらず、年収は比較的低めの傾向に。民間企業であれば平均年収は400万円を超えますが、森林組合の現場職員などの場合は320万円と一般的に見ても安い。
そのため林業で大きく稼ぐためには、自分で会社を企業し仕事を行う必要があります。そのためには広い土地なども確保しなければなりません。
漁業は儲かる?
海の男でおなじみの漁業!憧れを抱く人も少なくありません。また女性であれば海女さんなど、島国の日本では海に携わる仕事は需要があります。
漁獲する魚の種類によっては、長期間海の上で過ごし家に帰れないということも。
沿岸漁業
沖合漁業
遠洋漁業
と分かれています。魚を捕らえる方法も、底引き漁・はえ縄漁・定置網漁・まき網漁など地域によって幅広く違いがあります。
漁業のメリット・デメリット
<メリット>
- 年収が高い。狙う魚によっては年収1000万円を超える
- 天候や時期により稼ぐか休むか自分で決めれる
- 魚介類をスーパーなどで買わなくていい
<デメリット>
- 体力的にきつい
- 労災事故が多い、危険が多い
- 船酔いがきつい
- 漁の場所、餌の種類など独自の知識が必要
漁師の中でも遠洋漁業などのきつい仕事を選べば、高収入は実現しますがその分危険は大きいです。
また下積み時代にきついと感じる人も多く、職場によってはパワハラなども当たり前に行われていたりするでしょう。やはり自分自身で漁を行えるようになるまでは、大変な道のりなのかもしれませんね。
畜産業は儲かる?
牛・豚・鶏などの家畜を育てる仕事です。家畜を育てつつ同時に種付を行い繁殖させていく知識が必要であり、難しい仕事とも言えるでしょう。
卵や牛乳などの加工品などもこれに当てはまります。
大まかな仕事内容について
- 午前の仕事
えさやり・畜舎清掃・飼料の配合・家畜の体調管理・出荷作業 - 午後の仕事
えさやり・畜舎清掃・飼料の配合・堆肥出し・おがくず引取り・買い出しなど
より詳しく書いた記事がありますので、よければ参考にしてみてください↓↓
養豚家は儲かるって本当?仕事内容、平均年収、初期費用など簡単にまとめます。
畜産業のメリット・デメリット
<メリット>
- 年収は比較的高め
- 慣れれば簡単な仕事である
<デメリット>
- 開業する際の初期費用が高額
- 従業員として働く場合は年収は低い
- 育てた家畜の出荷が精神的に辛い
- 知識や経験は必須
地方で儲かる仕事その②ネット販売
自宅などのネット環境を整えることが必須ですが、ネット販売は比較的儲かりやすい商売になります。
地域の農家と業務提携し、特産物や伝統工芸品などの販売を行うなど。儲かるために必要なのは、その地域でしか購入できないような特別なものです。田舎で人口が少なくとも、インターネットを利用している人は日本国民ほぼ全員。これらをターゲットにすることができるネット販売はどれだけ有益なものなのかわかりますよね?
特産物をネットを介して全国に販売
田舎ならではの加工品を流通させる
外国人向けに英語表記で販売する
ネットを介せば田舎であっても幅広く商売が可能になります。『顧客が増える=収入が見込める』ですがその分競合も多いので、儲かるためにはネットに関する知識も同時に必須であると言えます。
SNSで集客や、ホームページのSEO対策など、ネット販売を考えるのであれば勉強しておかなければなりません。
地方で儲かる仕事その③移動販売
地方に行けば行くほど、スーパーやコンビニの数は少なくなります。日用品の買い物に往復2時間という時間がかかったりしますので、高齢者にとっては大変きついものになるでしょう。
そんな中活躍するのが移動販売です。車の改装費用はかかりますが、田舎では需要が高く儲かりやすい商売だと言えますね。
移動販売で生活必需品の販売
移動型の飲食店として地域を回る
方法としてはいくらでもありますが、需要があるものの販売を考えることが大切です。地方では販売してないようなもの、あるいは購入意欲はあるものの面倒で買いに行けていないものなど。
アイデア次第では幅広く稼ぐことも可能でしょう。
地方で儲かる仕事その④外国人向けサービス
日本古来の雰囲気を味わいたいというインバウンドの需要は高いです。地方の観光地である場合はもちろん、地域の施策などで観光客を集めようと海外向けのイベントを行っている場所などは狙い目。
古民家を民宿として貸し出し
田舎ならではの農業体験
自分自身で集客を行う事で、新たな顧客の増加にもつながります。ホームページの作成や海外向けの媒体に自身のサービスを掲載することで、収入を増やすことも可能。
難易度は高いかもしれませんが、訪日外国人向けのサービスは儲かる可能性が高いです。
まとめ
いかがでしたか?地方で儲かる仕事の代表的なものについてまとめてみました。
発想の転換ややり方次第ではまた新たな仕事を生み出すことも可能。
地方で仕事をしたいと考えるのであれば、参考に慣れれば幸いです。