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洗車場って儲かるの?
愛車をピカピカに洗車してくれる洗車場。愛車を持つものとしては非常にありがたいものですよね?
特に家で洗車できるスペースがない人。マンション住まいで駐車場を借りている人などには特に需要が高い印象。
あの洗車場は実際どのぐらい儲かっているのか、気になった人のためにまとめていきたいと思います。
低額で利用できるコイン洗車場
300円〜1000円程度で利用できるコイン洗車場。比較的リーズナブルな金額設定で、朝8時〜夜の21時頃の営業が主流です。
無人で済み人件費がかからないので、最近では24時間営業しているところも増えてきています。利用者が機械にお金を入れ、場所と洗浄機などを借りるというもの。
門型洗浄機
スプレー洗浄機
上記2種類の洗浄機がコイン洗車場の主流であり、設備投資には結構な金額がかかります。スプレー洗浄機は500円前後、門型洗浄機は800円前後が一回の利用料の相場です。
洗車場はどのぐらいの費用がかかるの?
先ほども記述しましたが、洗車場には洗車機が必須です。
門型洗浄機…一機で約400万円〜
スプレー洗浄機…一台70万円〜
どのぐらいの規模でいくつ設置するのかで変わってきますが、やはり門型洗浄機の方がはるかに値段が高く、設備費用の回収にはある程度の年数をみておかなければなりません。
また洗浄機に使う洗剤などの消耗品や、電気代や水道代など必要不可欠なランニングコストもかかってきます。
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洗車機に使う洗剤は専用のものを購入するため、安くてもこのぐらいの値段がかかります。そのため人件費がほとんどかからない洗車場といえど、月月の費用は少なくありません。
洗車場の売上はだいたいどのぐらいなの?
洗車場の売上はだいたいどのぐらいなのか気になるところです。洗浄機を何台おくかや土地の規模によりバラバラですが、目安として平日の一日の利用は平均20〜30台であり、週末になれば平均60〜70台ほどです。
洗浄機1機あたりの売上目安
- 平日:25台×500円×22日=275,000円
- 週末:65台×500×8日=260,000円
- 合計:月535,000円
洗浄機一機あたり約50万円が売上の目安です。洗浄機の種類によっては金額の増減が見込まれますが、その分設備費用が高く回収に時間がかかります。
自分の洗車場に何台の洗浄機をおくことがベストなのかを予測し設置することが大切。少なければ売り溢しが発生し、多ければ売上が変わらず設置費用がかかりすぎてしまう。
また天敵は雨の日です。雨天は売上が著しく下がってしまうので、梅雨の時期など大変な時も多いというのも特徴。
最低80~100坪が必要なビジネス
洗浄機を設置し車をおくスペースも確保しなければならず、最低でも80~100坪のスペースが必要です。
借用の土地でも貸主の条件と合えば開業は可能。しかしながら比較的大きい規模であるのにもかかわらず、一回300~1000円の低額の売上。
そのため坪単価が安い場所でなければ経営は難しいです。都市部にいくにつれて数が減少するのはそのような背景もあります。
初期費用が高くリースで購入するのであれば、月々の支払いが難しくなってしまうことも珍しくありません。
地主であれば検討すべき
ご自身が今土地を持っていて、活用する術が見つからない人には洗車場は検討するべきかもしれません。
駐車場などで活用する方法もありますが、近くに大きいマンションや住宅地がある場合、洗車場の方が儲かる可能性があります。
大きい規模が必要な洗車場ですが、地主であれば家賃はもちろんかからないため経営は安定しやすい。
初期費用は高めの商売ですが、軌道に乗れば十分回収は可能。一度検討してみても良いかもしれません。
結論:条件が揃えば儲かる可能性はある
洗車場は以下の条件が揃っていれば儲かる商売だと言えます。
地主で土地を持っている
周りに人口が多く立地条件がいい
洗車場の需要が大きい地域
地主でなくても坪単価の安い地方で、交通量が多い場所などがあれば経営は可能かもしれませんがリスクは大きいです。
初期費用が高く回収に数年かかることも少なくありませんが、その分回収した後は利益は出やすく、駐車場経営などよりも儲かる可能性も秘めています。
条件が揃っていれば洗車場も視野に考えてみるべきでしょう。