日常の日々を輝せるためのツールとして人気のジュエリー!誕生日のプレゼントやブライダルシーンにおいても重宝しますよね。
そんなジュエリーにもブランドがあり、値幅も大きくまたデザイン性も違いがあり魅力的。
今回はこの業界について、儲かるのかどうかを見てまとめていきますので、気になる方はそのままご拝読ください。
目次
宝石の原価ってどれぐらい?
宝石の原価ってどのぐらいかご存知でしょうか?チェーン店や小さい店舗のお店などでは同じ商品でも売価が違います。
(例)売価10万円の商品
チェーン店→2万円前後
良心的なお店→3~4万円程度
チェーン店となれば原価率は低く、個人店などの小さいお店になるにつれて原価率は高くなります。人件費などのランニングコストが余計にかかるため、売価をあげて調節している場合が多い。
そのため購入を検討する場合は、安いと評判のお店で購入する方が確実に得をします。上記の良心的なお店の同じ商品をチェーン店で購入するとなると、売価は15万円〜18万円ほどになると考えられますね。
原価はお店によりますが比較的低めな印象。そのため利益率は全体を通して見ても高めであると言えるでしょう。
開業にかかる資金の目安って?
開業にかかる資金の目安ですが、扱う商品の質により開業資金にも幅があります。
【低価格のアクセサリーをネット販売のみで行うアクセサリー店】
最低資金:4,00万円~8,00万円
<内訳>
設備資金(改装工事費、什器、空調設備費、看板費など):0円
商品仕入れ費用(渡航費、税金、送料、資材など):100万円
宣伝費(ホームページ作成費、Web広告費ど):100万円
人件費(採用費):10万円
開業時予備資金:190万円
【ブランド中心のセレブ寄りのアクセサリー店】
最低資金:5,000万円~1億円
<内訳>
設備資金(改装工事費、什器、空調設備費、看板費など):2,000万円
商品仕入れ費用(渡航費、税金、送料、資材など):1,500万円
宣伝費(ホームページ作成費、Web広告費、チラシ作成、スタンプカードなど):200万円
人件費(採用費、制服、ロッカー、タイムカードなど):50万円
開業時予備資金:1,250万円
引用元:https://start-note.com/industry-manuals/before-starting-business/fashion/11/
低価格のアクセサリーを扱うお店の場合や、高いアクセサリーなどを扱う場合でかかる初期費用に違いがあります。またお店の規模などでも大幅に資金に違いが出ると言えます。
どちらにせよ開業資金は他業種に比べて高めであり、主に商品の仕入れであったとしても、投資金額の回収には時間が必要でしょう。
ジュエリー業界の今
若年層を中心とした節約志向により、国内で宝石の需要は減ってきていると言われています。バブルを知らない世代は景気の良い日本の状態を経験しておらず、宝石などの高価な商品は購入する意欲があまり高くありません。
またインバウンド(訪日外国人)からの『爆買い需要』も減少の一歩をたどってきています。一昔前と比べればジュエリー業界の需要は少なくなってきているのが現状と言えるでしょう。
販売数を確保し売上を伸ばすためには…
商品の”ブランディング”
顧客層の”ターゲティング”
これらが重要と言われています。消費者のニーズが多様化してきている傾向にあるため、デザイン性などを高めたり独自の技法を用いるなどブランディングは必須。それらをどういった客層に人気があるのかを明確にターゲティングすることが、売上を伸ばすためには重要な項目です。
結論:儲かりやすいが時代とともに下降傾向にある
未だ特別な日などには需要が高く、利益率も高めであるため儲かりやすい商売と言えます。
しかしながら景気が悪くなれば財布の紐が硬くなってしまうのが私たち。ジュエリー業界は売上に直結してしまうため、近年では下降傾向にあるのが現状。
また先ほども記述しましたが、消費者のニーズが多様化しているので販売促進を促す施策が必要です。1日一つも売れないということもあります。出店すれば儲かるという簡単なものではないと言えるでしょう。