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配管工は儲かるの?
水周りの配管やガス管の施工、あるいはエアコンや洗面台などを取り付けたりする配管工の仕事。
一見すると派手な仕事でなく、どちらかといえば地味といった印象を持つ人も多いのが現状。
しかしながら私たちの生活には必要不可欠であり、とても重要な仕事の一つです。需要の多い配管工ですが、儲かる仕事なのか気になるところです。
配管工の平均年収
配管工の平均年収は、320〜350万円です。
ごく一般的な職業の年収であり、日本人の平均所得をやや下回る程度の収入といえるでしょう。都道府県別に見てみると...
都道府県 | 平均年収 |
北海道 | 301.5万円 |
青森 | 268.0万円 |
岩手 | 301.5万円 |
宮城 | 335.0万円 |
秋田 | 268.0万円 |
山形 | 301.5万円 |
福島 | 301.5万円 |
茨城 | 335.0万円 |
栃木 | 335.0万円 |
群馬 | 335.0万円 |
埼玉 | 301.5万円 |
千葉 | 335.0万円 |
東京 | 469.0万円 |
神奈川 | 368.5万円 |
新潟 | 301.5万円 |
富山 | 301.5万円 |
石川 | 335.0万円 |
福井 | 335.0万円 |
山梨 | 301.5万円 |
長野 | 335.0万円 |
岐阜 | 301.5万円 |
静岡 | 335.0万円 |
愛知 | 368.5万円 |
三重 | 335.0万円 |
滋賀 | 335.0万円 |
京都 | 335.0万円 |
大阪 | 402.0万円 |
兵庫 | 335.0万円 |
奈良 | 335.0万円 |
和歌山 | 301.5万円 |
鳥取 | 301.5万円 |
島根 | 301.5万円 |
岡山 | 335.0万円 |
広島 | 335.0万円 |
山口 | 335.0万円 |
徳島 | 335.0万円 |
香川 | 301.5万円 |
愛媛 | 301.5万円 |
高知 | 301.5万円 |
福岡 | 335.0万円 |
佐賀 | 268.0万円 |
長崎 | 301.5万円 |
熊本 | 301.5万円 |
大分 | 301.5万円 |
宮崎 | 268.0万円 |
鹿児島 | 301.5万円 |
沖縄 | 268.0万円 |
引用元:https://heikinnenshu.jp/interior/haikanko.html
人口が多い東京や大阪など年収が高く、佐賀や沖縄などの年収は大幅に低いことがわかります。やはり需要が多い場所であれば収入が高くなるのはどの仕事でも同じかもしれません。
これらは一般的な配管工の年収であり、施工する配管の種類であったり役職などで大幅に収入は変わるのが配管工の特徴です。
プラント配管工の年収
化学工場や食品工場などの配管作業を行う仕事です。プラント=(工場)では様々な配管が入り組んでおり、それらすべての知識を有する配管工ができるレベルの高い仕事ともいえます。
ガス配管
衛生配管
空調配管
防災設備配管
給水配管
これらの配管の設置や修理、メンテナンスを行うのがプラント配管工。専門性の高い知識や技術が求められます。
年収は勤務先や経験値によって変動が大きく、見習いであれば年収300万からベテランになるにつれて年収500万円以上の職場も存在します。
また日給制で募集している企業も多く、その場合は13,000〜18,000円が相場です。
ゼネラル・コントラクターの年収
いわゆる『ゼネコン』と略される仕事で、総合建築業者のことを指します。建物を建築する際に、様々な会社のまとめ指示を出す役である仕事。
ゼネコンの設備担当者となれば、配管工の仕事が主で年収は440~550万円ほどです。一般的に考えれば高収入の仕事であり、人気の高い職業でもあります。
専門的知識が必要不可欠で、誰でもすぐにできる仕事ではありません。
親方の年収
会社に属さず独立した配管工の人で、一人親方として下請けなどの仕事や、仕事を請負い従業員を雇って活躍する人などが親方です。
年収は仕事の規模によって様々で300万〜1000万円以上と幅が広い。同時に時期によって収入の減少があることは視野に入れておかなければなりません。
親方として持っておくべき資格が下記の2つ。
- 管工事施工管理技士
- 建築設備
現場での経験が必須な資格でもあるので、若手の頃から経験や知識を積み取得を目指しましょう。デメリットとしては休みの日が取れにくいということも頭に入れておくべきです。
独立開業に必要な資格や届け出
一人親方として、また従業員を雇い活躍したい人は個人事業で開業することが多いです。法人化すれば配管工の仕事はもちろん、複式簿記による帳簿付けなどの事務作業も必須。
そのため規模が小さく活動が可能な配管工では、個人事業で独立を考える方が無難といえます。
結論:キャリアを積めばそこそこ儲かる
配管工の仕事の年収はごく一般的ですが、資格の取得や仕事の専門性や知識を高めることで収入は高くなります。
会社に雇われる働き方でも、資格や経験があれば高収入は見込める。もっと収入を増やしたいと考えるのであれば、独立し従業員を雇い仕事の量を増やせば可能です。
配管工の職業につくのであれば、自身の経験を高めることを目標に仕事に励むと良いと思います。