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体を壊してまで働く意味はあるのか
連日連夜人手不足による残業…はたまたそもそもブラック企業に就職してしまった。
結論から申し上げると、体を壊してまで働く意味はありません。
生きていく上で必要な衣食住ですが、働かなければ得る事など一般的には不可能。一生懸命働く事はいい事ですが、倒れてしまっては元も子もないということです。
体を壊すとどうなるの?
一番注意しなければならない事は、無理して働く事で起こりうる『過労死』です。多くの場合生活するため、お金を稼ぐために働くと思いますが、死んでしまっては働いた意味がありません。
『過労死』まで至らなくても、体が不調を訴えかけている段階ですでにアウトです。ほっておけば何かしらの疾患や『うつ病』などの精神疾患などを誘発する恐れがあります。
働いている上で気持ちが前向きであれば気づきにくいポイントであるため、自身の体調管理等もしっかりと行っておかなければなりません。
働きすぎで過労死を誘発させる疾患
働きすぎにより自分自身に支障をきたしている場合、以下の疾患には注意が必要です。
「私(僕)は大丈夫だから…」
決して他人事ではなく、急に起こりうる症状ですので把握しておきましょう。
【脳血管疾患】
- 片方の手足や顔の半分が麻痺する、しびれる
- ろれつが回らない事がある
- 立てない、歩けない
- 他人の言葉がわからない
- ものが二重に見えてしまう、片目が見えない
- 激しい頭痛がある
【心臓疾患】
- 少しの運動でも息切れがする
- 体重が増加する、むくみがひどい
- 食欲がなくなる
- 夜眠れない、呼吸が苦しい
【精神疾患】
- イライラする
- 眠たいのに眠れない
- 朝起きても立ち上がれない
- 生きていて楽しくない
- やる気が全くでない
万が一体を壊してしまった場合
必死でがむしゃらに無理をしてまで働いた後に待ち受けるのは、体を壊してしまう、倒れてしまう事。
『過労死』までいかなくとも上記の疾患があれば精神的にも経済的にも大きなダメージを背負ってしまいます。身体を壊してしまっては、元の自分に戻すのには最低でも1年長くて何十年もかかってしまうことだってゼロではありません。
無理して働く事は時として必要なのかもしれませんが、万が一身体を壊してしまっては、のちに必ず後悔する事になりうるという事です。
体を壊してしまうラインについて
厚生労働省が定める上記の疾患を誘発してしまうケースについて、以下のものがあります。
2〜6ヶ月の間の残業時間が平均して80時間以上である
1ヶ月の残業時間が100時間を超える
主に残業時間の指定ですが、いくら人手が足りなくとも月の残業時間が大幅に超えてしまっている場合は注意が必要です。自分自身が大丈夫と思っていても、身体は負担を生じている場合もあります。
また休日が週一回以上ない場合、連勤が続いている場合も注意が必要です。
対策としては環境を変えるしか方法はありません。
体を壊してしまう前に環境の改善を行いましょう。上記の疾患の前兆があればなおさら。前もって対策を練っておかないと、後で後悔する事にもつながります。
人手不足であれば人を増やす努力を、部署の移動や会社に直接相談するなどで環境改善を行いましょう。
それでもダメな場合やそもそもブラック企業である場合は転職するべきです。一時の間違いから長期間自分自身が機能しなくなってしまう、『過労死』してしまうなどあってはなりません。
対応が遅れてしまわないうちに、前もって改善しておきましょう。