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屋台開業について
誰もが一度は見たことがある屋台…お祭りはもちろん地域によっては屋台が名物となっているところもあり、それ目当てに訪れる観光客も多いです。
焼きそばやたこ焼き、カステラや綿菓子など、種類も豊富ですが屋台開業ってどうすればいいのか知っている人は少ないです。
飲食業で開業したいと考えるのであれば屋外で販売する方法についても知識を入れておきましょう。
屋台って儲かるの?
『ぶっちゃけていうと屋台は儲かります!』
それもそのはず祭りなどでよく出店している屋台のほとんどの商品は利益率が化け物級。粗利で90%以上がザラにあります。
焼きそば売値500円の場合
原価40円(麺や野菜など)+消耗品10円(入れ物や箸など)=50円
500-50=粗利益450円
このように利益率が以上に高く、また出店場所や時期に応じて飛ぶように売れるのも特徴です。
しかしながら流行っている屋台と、全く流行っていない屋台があるのも事実で、儲かりやすい商売である反面誰でも儲かるというものでもありません。
儲かるためのポイント2つ
屋台で利益を出すために注意しなければならないポイントは2つです。この2つのポイントを抑えることで利益が出やすいお店を作ることができます。
屋台を開業したいのであればこれらのポイントを押さえておく必要があります。
出店場所が非常に重要
屋台開業は出店する場所が非常に重要です。人通りが多い場所と少ない場所での売上は比例し、数字に直結するのが屋台というもの。
出店場所として人通りの多い商店街や、通行客の多い繁華街などであれば、それだけ売上が取れやすくなりますので人通りというものを重要視するべきです。
露店を出す場合地域の組合などで場所を決められる場合が多いので、コネ作りなど前もってしておくと商売がしやすいというのも知っておきましょう。
祭りなど一時期に人が多くなるような場所を移動し、年間で1000万円を軽く超える収益をあげている人もいるので、やり方次第とも言えますが、共通して言えるのは人通りが多いということです。
周りとの差別化を図る
顧客の需要の質が高まる中、普通に焼きそばやたこ焼きを売るより、他店と差別化を図った商品を販売する方が売上が伸びるというもの。
最近では韓国のチーズハットグなど流行に応じた屋台の出店なども増えてきており、一般の屋台の売上と比べれば天地の差があるのも事実。
周りの出店との差別化、自分の屋台にしかない色を出すことで、購買意欲を高め売上をさらに伸ばすことができます。
屋台を開業するのに必要な手続きについて
屋台を開業するのにあたって必要な営業許可があります。
臨時営業許可…年に限られた数回のみ営業するために必要な許可
露店営業許可…継続的に露店で販売するのに必要な許可
上記の2種類の許可申請があり、営業のやり方によって取得する許可に違いがあります。最寄りの保健所に向かい自分の出店したい屋台の申請方法について伺っておきましょう。
同時に必要な資格について
屋台で販売するものに関して、食品やお菓子などであれば同じく保健所で許可が必要になります。
菓子製造営業許可証
飲食店営業許可証
資格としては『食品衛生責任者』が必要で、こちらは1日の受講&1万円未満の費用で簡単に取得が可能です。
許可申請を行わずに営業すると、罰金刑など罪に問われるため必ず取得しておきましょう。
屋台開業に必要な設備
屋台開業に必要な設備についてですが、お店の象徴であるテントはもちろん、食材を保管しておく冷蔵庫や冷凍庫、売る商品に必要な調理器具やライト、ゴミ箱や簡易水道などです。
また車で移動販売を行う場合であれば、車の改装で保健所の審査があるので審査内容に基づいて改装を行いましょう。
設備投資はピンキリですが、200〜300万円ほどが平均的にかかる費用です。車などの改装費を入れればもう少し高くなり、逆に中古品で揃えてしまえばもっと安く抑えることも可能です。
いざ開業!でもこれってNG?
屋台は通常の飲食業と違い不衛生であることは否めません。
外で販売をする販売方法のため規制がきつく禁止されているポイントがあります。
フルーツの盛り付けや果肉を絞る作業はNG
屋台内で食品を切ったりするのはNG
加熱後カットなどの加工はNG
飲料に直接氷の使用はNG
この他にも明確に決められている規定がある場合に備えて、開業前に保健所で出すメニューや出店場所など事前に伺い把握しておきましょう。
出店してから気づき後悔しないよう注意するべきポイントです。