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来客ゼロでも儲かる布団屋の仕組みとは?
「あの街角の布団屋、お客さん入ってないのになんで潰れないの?」
そう感じた人も少なくないでしょう。
実質お客さんが入っているのを見たことないのに、もう何年も潰れることなく経営が維持できている理由について知っている人も少ないはず。
街の布団屋が潰れない理由について、主に3つの理由があります。
- 貸布団
- 打ち直し
- ネット販売
これら一つ一つを詳しく見ていきましょう。
『貸布団』で月100万超えの利益
貸布団とは名前の通り、布団の貸し出しのことをいいます。
街の布団屋が潰れない理由の1つであり、高品質な布団を貸し出すことで利益を出す経営方法。
ホテル
旅館
葬儀
布団を購入し毎日洗濯して乾かして、次のお客さんに使いまわしたりなんて到底不可能。かかる人件費もバカになりません。
このような業種に対して必須なのが『貸布団』のビジネス。
30組で1日3000円程度で布団をレンタルするという、定期契約で儲けている布団屋も多いのです。
一つの契約先でも約10万円近い売上を叩き出すことができ、契約数を増やせば増やすほどどんどん利益も増やせます。
圧倒的な利益率を誇り、その数値はなんと90%!
売上に対して10%が清掃料などのランニングコストでほとんどが利益です。
こんなに利益率が高い商売は他に類を見ないでしょう。
企業と提携する営業力があれば、目からウロコの商売と言えますね。
これが儲かる布団屋のカラクリその1つ目です。
『打ち直し』で儲かる布団屋
打ち直しはお客様の使っている布団を預かり、中に綿を詰め直すという布団屋特有の仕事です。
こちらは2万円〜5万円と扱う綿の質により違いますが、新たに布団を購入するよりは安くまた持ちがいいと評判。
高品質の寝具を取り揃えることのできる、富裕層や高齢者などに人気が高いビジネスです。
木綿わた
羊毛(ウール)
羽毛
綿の種類によって値段は変わりますが、気に入っている寝具を変えたくないという人も少なくなく、地域によっては需要が高いものになります。
「ぺちゃんこになった布団がふわふわに!」
当然技術は要りますが、身につけることで布団屋として仕事の幅が広がるでしょう。
お客さんの持ってくる布団をリペアすることで、販売することなく売上を伸ばすことができます。
こちらが布団屋にお客が入っていなくても、儲かっているカラクリその2になります。
『ネット販売』で売上を爆上げ
お客がいなくても儲かっている布団屋の3つ目がネット販売。
インターネット社会である現代では、通信販売が主流です。
街角の布団屋として販売するよりも、全国民に向けて販売できるのが何よりの強み。
布団だけでなく「まくら」などの寝具全般販売が可能であり、売れているお店で年商6億円のところも。
ホームページで販売
メルカリなどの専用アプリで販売
ウェブ上のモールを活用して販売
その他SNSなどを通じて販売する方法などもありますが、上記3つが代表的。
この3つはそれぞれメリットとデメリットがあります。
<ホームページ販売>
メリット:自分のサイトを持つことで、自店の商品のみを売り出すことが可能。
デメリット:サイトが育ち検索順位が上がるまでに相当の時間が必要。外注は高額でありウェブの知識は必須。作り始めは全く売れない。
<専用の販売アプリ>
メリット:すぐに販売が可能。費用もかからず手軽に始められる。
デメリット:販売価格が大きく下落する。また手数料が高額であり、売れ残り商品の最終手段と言える。
<ショッピングモール>
メリット:当たれば大きく稼げる。購入意欲の高い顧客がわんさかいる市場で販売ができる。
デメリット:モールによっては費用がかかる。またモール内の競合店との争いは避けられない。
やはりダントツで売れやすいのは『モール』です!!
数多くあるモールの中でも寝具を販売するのに良いとされるのは下記のもの。
楽天市場
yahooショップ
この2つです。※他にもアマゾンなどの大手はありますが、寝具の販売では費用対効果が悪くおすすめできません。
『楽天市場』と『yahooショップ』について。
現在1番売れやすいのは楽天市場。ただ初期費用や月々お金を取られるので、検討することが大事です。
Yahooショップは無料で出店が始められます。売れると手数料が取られますが、他のモールより断然安くで利用できます。
上記二つが現状ネットショップを開店するにあたって、利用するべきショッピングモール。
Yahooショップが4.4億PVなのに対して、楽天市場は33億PVと8倍の集客力があります。
またYahooショップは固定費がかかりませんが、楽天市場は固定費がかかります。
楽天は資料を無料で請求できるので、どのぐらいの費用対効果が得られるのか判断し、Yahooにするか楽天にするか検討してみてください。
先ほど記述しましたが、寝具で年商6億円をも販売する布団屋は楽天市場をメインとして活動しています。
布団屋は基本的に原価率は30%と言われていますので、粗利で4億2000万円。
その他人件費などのランニングコストを引いたところで、やはりとてつもない利益だということはわかりますね。
ネットショップは様々な業種で利用できますので、布団屋でなくとも売上を伸ばす施策として考えてみるのも良いかもしれません。
以上3つがお客がいなくても儲かっている布団屋の特徴です。
まとめ
「あの街角の布団屋なんで潰れないの?」
という疑問の答えについてまとめてみました。
- 『貸布団』で業者との契約で稼いでいる。
- 『打ち直し』で寝具を売ることなく技術で儲かる。
- 『ネット販売』で郵送し”化け物級”の売上を誇る。
布団屋といえど様々な経営方法があることがわかりましたね。お客がこなくても以外とお店の中は大忙しだったりするのでしょう。
他の業種の経営にも通ずるところはあるので、よければ頭の片隅にでも置いておいてください。