m-job エムジョブ

【仕事の悩み&気になる仕事】についてまとめるメディア。

商工会って何?会員になれば得するって本当??

投稿日:

商工会って何?

商工会は、地域の事業者が業種に関わりなく会員となって、お互いの事業の発展や地域の発展のために総合的な活動を行う団体です。

また、国や都道府県の小規模企業施策(経営改善普及事業)の実施機関でもあり、 小規模事業者 のみなさまを支援するために様々な事業を実施しています。
もちろん小規模企業施策だけでなく、様々な中小企業施策も実施しています。

商工会議所の略で、お店を経営している事業者や法人の取締役などが加入し、事業者向けの支援を行う機関です。

加入できる条件は?

商工会が設立されている市町村内で、原則その地域内で引き続き6ヶ月以上、事務所・店舗・工場などを有する事業者であれば、規模の大小にかかわらず、誰でも加入することができます。
もちろん、個人事業者でも自宅兼事務所のSOHOの方でもOKですし、農林水産業を営む方でも、収穫物を店舗などで販売している方なら、加入することができます。

※これらの要件を満たさない方でも、特別会員制度(賛助会員制度)、あるいは定款で別段の定めを行う「定款会員」を設け、会員サービスを行っている場合もあります。

地方の事業所によって加入条件は異なってきます。そのため事業所に足を運び気軽に相談するのがベストです。

電話でも対応してくれますので、わからないことがあれば最寄りの商工会に直接伺いましょう。

支援してくれる内容って?

<経営相談・支援>
 商工会では、経営のことで悩んでいる事業者のみなさまに対し、経営指導員などが様々な課題についてアドバイスを行っています。
経営相談・支援は、商工会の窓口で行うだけでなく、定期的に地域を巡回してアドバイスを行っています。
さらに、法律や税金などの専門家が事業者のみなさまの相談に応じています。
もちろん相談については、秘密は厳守します。

<税務相談・経理指導>
商工会では、税金の各種控除を知りたい、青色申告制度ってなに?など、みなさまのお悩みに対し、帳簿の付け方から決算、申告の仕方まで、懇切丁寧にアドバイスを行っています。
決算や申告期には、税理士がみなさまの専門の相談員として無料の税務相談に応じています。

<金融相談・斡旋>
商工会では、みなさまの経営をより安定、向上させるために、金融や信用保証に関する相談や斡旋などを行っています。
特に、事業資金を商工会の推薦により、 日本政策金融公庫が無担保・無保証・低利で融資する「マル経資金融資」は、多くの小規模企業のみなさまに利用されています。

<取引、販路開拓支援>
商工会では、インターネットを活用した企業情報など各種地域情報を発信し、みなさまのビジネスチャンスの拡大や地域の活性化を目指しています。
東京・有楽町の「むらからまちから館」は、販路開拓支援の拠点として、地域の特産品の需要動向の実態把握など、アンテナショップとしてご活用いただけます。

<労務相談>
商工会では、みなさまの企業にお勤めの従業員の福利厚生のために、社会保険、労働保険、退職金などについて、ご相談にのり、アドバイスをしています。

<連鎖倒産防止相談>
都道府県の商工会連合会に設置した「経営安定特別相談室(または倒産防止特別相談室)」において、倒産のおそれのある中小企業から事前に相談を受けて、経営的に見込みのある企業については関係機関の協力を得て再建の方途を講じます。
また、倒産防止が困難とみられる企業については円滑な整理を図ることにより、企業倒産に伴う地域の社会的混乱を未然に防止します。
相談室は、倒産防止のための業務を総括する「商工調停士」と、弁護士、公認会計士、税理士、中小企業診断士などの専門スタッフが協力する万全の体制で相談に応じています。
もちろん相談内容や相談の申し込みについては、秘密は厳守します。
詳しくは、各都道府県の商工会連合会まで。

<分野別専門家派遣(エキスパートバンク事業)>
専門家を無料で派遣いたします!
国と都道府県の補助を受けて、各都道府県の商工会連合会(県連といいます)が実施しています(一部の商工会議所も実施しています)。
事業者さんの依頼に応じて、課題ごとに適切な専門家を県連が選定し、原則1テーマにつき1回、全国3000名の弁護士、税理士、公認会計士、弁理士、中小企業診断士、技術士等を無料で派遣し、事業者さんの課題を専門的見地から解決方法を検討いたします。

経営などの相談はもちろん、税金の申告方法や資金繰りに困った時のお金の相談なども請け負ってくれます。

経営者が加入するので、商工会の主催するセミナーなどに参加し、同じ経営者同士のつながりを深めることも可能です。

会費はいくら必要?

会費は月1000円〜高くとも2000円までのところが多く比較的安めです。1年分をまとめて支払い、年ごとに更新するところがほとんど。

経営コンサルタントなどに依頼するよりはるかに安く済み、税金やお金の相談も国が行っている事業ですので間違いはありません。

商工会の会員で得すること

  1. 経営に関してわからないことがあれば気軽に相談できる。
  2. 商工会の地域ごとに違う特典がある。
  3. セミナーから横のつながりを広めることができる。
  4. 商工会員専用の融資が受けれる

事業経営は基本1人でやらなければなりません。個人事業であっても会社であっても、経営し大きくするのは自分自身です。そんな時に相談できるという相手がいるだけで心強いと感じる人も多いです。

筆者である私は飲食業を以前営んでおりましたが、加入することでクレジットの費用を抑えることができ、結果的に商工会の会費もろとも回収できたという過去があります。地域の商工会に入ることで得られる特典も魅力の一つ。

セミナーで出会った他業態の経営者との親交を深めることで、新たな事業の発展や利益を増やせるきっかけになったという人もいます。

資金繰りに困った時などに、無担保で保証人無しの低金利な融資マル経資金融資といった融資を得れられるのも会員ならではの特典です。

まとめ

会費は安いですがかかってきます。会員になることで会費を回収できる可能性も。

地域の商工会議所で相談し、得られる特典や経営相談が必要と思うのであれば加入して損はしません。

必要でなければ加入する必要もないので、ご自身のプラスになるかしっかり検討しましょう。

The following two tabs change content below.
兵庫県出身の大阪育ち→バリバリの関西人です! 【経歴】飲食店経営/マネージャー/コンサルタント/営業/人材紹介業 培った経験を生かして、webメディアの運営・記事を執筆してます。

アドセンス 記事下



-独立開業支援〜Independent opening
-

Copyright© m-job エムジョブ , 2023 All Rights Reserved Powered by STINGER.