様々な種類がある在宅ワークの中で、物を売ることで収益を得る方法があります。
物販やせどりと呼ばれていて、仕入れた商品をネットショップなどで販売するお仕事のこと。
聞いたことはあるけれど、やり方やどれぐらい稼げるのかは知らないという人も多いでしょう。
今回は物販(せどり)にフォーカスを当てて、記事をまとめていきます。
目次
在宅ワークで物販の始め方
まず物販について、大きく分けて2つの始め方があります。
- 仕入れた商品を販売する
- 自分でつくったオリジナル商品を販売する
国内や海外のショップから仕入れた商品や、自分で制作した商品を、自分の運営するサイトなどで販売するのが主な物販のやり方です。
利益=売価-(仕入れ額+送料+梱包代)
ネット販売が可能なyahoo・楽天・Amazonなどのプラットフォームを利用する場合は、これに手数料を引いた額が利益になります。
有在庫と無在庫について
手元にある商品を販売する有在庫販売と、手元に商品がない状態で販売する無在庫販売というものがあり、販売方法についても違いがあります。
購入されればすぐに発送する有在庫販売とは違い、購入された直後から仕入れ元に発注をかけ、商品を取り寄せるのが無在庫販売の特徴です。〜
【各販売方法のデメリット】
- 有在庫→商品をあらかじめ仕入れておかなければならず、商品が売れなければ損失が出ます。
- 無在庫→商品が売れなくても損失は出ませんが、購入されてから発送までに時間がかかるので、アカウントに悪評がつきやすい。
一見無在庫販売の方が良さそう思いますが、ネットショップで販売する場合、悪評がつくと売り上げに直結します。※最悪の場合アカウントが凍結されてしまうことも。
在庫を抱えなくても良いのは相当なメリットですが、顧客のことを考えれば有在庫での販売が望ましいというのが見解です。
在宅ワークで物販は稼げるの?
在宅ワークで物販を始めるとどのぐらい稼げるのか気になる方も多いでしょう。
結論から書くと、稼げる仕事と注目を集めてから参入する人が増え、どの市場も飽和しつつあるのが現状です。
ただサラリーマンの副業で取り組みながら、月収100万の利益を確保できている人もいるので、正しい知識を持って挑めば今からでも稼ぐことは可能な仕事でもあります。
物販で稼ぐために重要な4つのポイント
稼ぐために重要なポイントは下記の4つです。
1.商品リサーチ
自分の扱う商品のリサーチをおこなうことが大切です。
商品のニーズを調査し、『よく売れている商品』や『利益率の高い商品』など、しっかりとリサーチをかけることが、稼げるかどうかの分かれ目に。
2.仕入れ先の選定
扱う商品によって仕入れ先は変わります。
商品に合わせて売れる商品を、できるだけ安く仕入れることで、利益率が上がり収入に直結するのが物販です。
3.販売額の設定
仕入れた額や送料、梱包代などの費用を含めた上で、適正な販売額を設定しましょう。
商品を安く売るのではなく、『利益が最大限確保できる+商品が売れる』このような価格帯を突き詰めることが、腕の見せ所です。
4.迅速な発送
発送が遅れると購入者に不満や不信感を抱かれてしまう危険性があります。
悪評がたちアカウントの評価が下がってしまえば、他の商品も売れなくなり、売り上げの減少に直結してしまうでしょう。
在宅ワークで物販を始める注意点
物販を始める際にいくつか気をつけておきたいポイントがあります。
それぞれ順にまとめていきますので、参考にしてみてください。
中古販売について
中古品を取り扱う場合には「古物商許可証」という資格を取得しなければ販売できません。
無許可で中古品の売買を行うと、3年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられてしまいます。
※ただし販売目的で中古品を仕入れたのではなく、自分で使用したものを処分する目的での出品は違法になりません。
副業で始めるのなら
副業で物販を始めるのであれば、年間20万円以上の所得を得た場合に確定申告が必要になってきます。
所得が基準値を超えなければ申告の必要はないですが、毎月2万円近く稼いでいれば申告の対象に。
申告しなければ脱税にあたりますので、忘れずに申告しましょう。
在宅ワークで物販をする3つのメリット
まず在宅ワークで物販をするメリットについてまとめていきます。
1.即金性が高い
他の在宅ワークと比べても、即金性に優れているのが物販です。
商品を出品してからすぐに売れるケースも多く、利益確保までの流れば非常にスピーディーなのがメリットに。
2.出品登録しておけば後は待つだけ
出品してからはショップが常に売り込みをしてくれている状態です。
商品の仕入れと登録作業が終われば、商品が売れるまでは空き時間があります。
自分にあったペースで仕事に取り組めるのも、メリットの一つです。
3.リスクを最小限に抑えることができる
一般的な小売業とは違い、商品の在庫を大量に抱える必要はありません。
そのため無理のない仕入れ量が実現でき、赤字を最小限にできるというのもメリット。
低リスクでモノの販売ができる、数少ないビジネスモデルです。
在宅ワークで物販をする3つのデメリット
次は在宅ワークで物販をするデメリットについて。
安定した収益を得るには経験が必要
初心者でも始めやすい物販ですが、安定して稼ぐにはやはり経験がものをいうビジネスです。
商品には流動性がありニーズの高く売れる商品も、時期を過ぎれば途端に売れなくなったりします。
収益性の高い商品を売れるだけ購入するスキルが求められるので、収益を安定させるには経験が必須です。
仕入れには資金が必要
無在庫販売であれば話は別ですが、基本的に手元にある商品を販売するのが物販です。
ある程度の資金がなければ始めることができず、また利益を伸ばすためには商品を購入し続けなければなりません。
資金が手元になければ仕入れができず、稼ぐことは不可能なビジネスです。
出品作業や商品発送が面倒
規模が大きくなればなるにつれて、出品作業や商品発送の手間が増えていきます。
利益率の悪い商品であれば、時給換算するとショックを受けてしまう時もあるでしょう。
どうしても手が回らない場合は、クラウドソーシングサービスで出品作業などを代行してもらう手もあります。
在宅ワークで物販を始めるために必要なものって何?
物販を始めるのに必要なものは下記の4つです。
パソコンとネット環境
パソコンがなければ物販自体ができません。
スマホでもできないことはないですが、作業効率を考えるとパソコン一択です。
クレジットカード
ネット上での仕入れが楽になります。
ポイントが貯まる上、支払いを翌月に繰り越せるので資金繰りがラクに。
代引きやコンビニ払いであれば、手数料が高く仕入れには向きません。
商品の梱包に使う資材
緩衝材や商品を梱包するシート、テープや袋などが必要です。
扱う商品によって大きさなど合わせる必要はありますが、100円ショップで大体揃います。
プリンター
商品を発送する際、納品書やお礼状を入れる場合に使用します。
自分のショップ限定のデザインなどあれば、印字し商品に貼っておけば他ショップとの差別化が可能に。
物販をするならオススメのサイト
物販を始めるのなら以下の3つをオススメしています。
- メリット:無料でページ作成ができる
- デメリット:手数料が高額(1注文毎に 6.6%+40円)
- メリット:販売手数料が無料で、1ページだけなら作成も無料
- デメリット:3ページ以上のプランから月額料金がかかる(月額1000円〜)
- メリット:無料でページが作成できる。フリープラン(月額0円+手数料5%)、スタンダードプラン(月額1,980円+手数料3.6%)とプランが選択可能。
- デメリット:代引き支払いやAmazon-Payなどの支払い方法はスタンダードプランでしか利用できない。
特にコスパに優れているのは『STORES』で、LINE(ライン)やNISSAN(ニッサン)などの大手企業にも導入されているサービスです。
ネットショップを運営するのであれば、以上を参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?在宅ワークで物販をするなら、商品のリサーチが一番重要になります。
安定して稼ぎを出すためには、やはり経験は必須になるでしょう。ただ赤字のリスクはあるといっても、最小限に抑えることができるのは物販のメリットです。
年間1000万円以上の収益を出している人もそこそこ見受けられるので、挑戦してみても良いビジネスだと思います。