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開業してから5年以上続く企業はどのぐらい？
手続きや費用など、業種によっては多額の開業資金が必要な会社経営。
順風満帆で経営できることは稀で、どのような会社であれ必ず経営の波は存在します。
会社を起業後…どのぐらいのペースで倒産してしまっているかご存知でしょうか？
今回は経過した年数ごとの生存率の違いと、倒産するリスクを下げる方法についてまとめていきます。
起業後：1年後の生存率は約70%
十分な事業計画を持たずに起業してしまう会社は、一年以内に潰れてしまうケースが非常に目立ちます。
見切り発車でスタートした事業は、すぐ軌道に乗らないと資金繰りでつまづき倒産…
全体の30%は一年を持たずに潰れてしまっているというのが現実です。
起業後：3年後の生存率は約50%
起業してから三年も経つと、約半数は倒産しているという結果に。
業績の悪化など様々なケースが存在しますが、大半を占めるのはやはり資金によるもの。
会社の業績が上がっていても、雇用を増やしすぎた結果経費がかさみ倒産してしまうケースもあります。
起業後：5年後の生存率は約40%
3年後の生存率から10%しか下がっていないという点において、数年会社経営していると業績が安泰してきます。
5年後生き残っている起業は、ある程度経営難を乗り越えた起業になります。
業態においてかかる固定費、変動費などを売り上げベースで視差できる段階にあるとも言えるでしょう。
起業後：10年後の生存率は約25%
会社を起業してから10年も経つと、4分の3の起業は倒産しているという結果に。
業種によって廃業率の違いはあれど、10年も生存している起業はスゴイ！というわけです。
起業してから10年経つ会社は、よっぽどの事態がない限りこれから先も経営を続けていけるビジネスモデルです。
起業後失敗してしまう理由の代表例
企業後失敗してしまう理由の代表例は下記の４つ。
1.会社の資金不足によるもの
2.当初の事業計画通りの利益が出ない
3.事業拡大による失敗
4.企業体制の変化
多くは資金不足によるもので、想定より利益が出ず経営にかかる費用を支払えないケース。
また業績が伸びてきている段階で、無理な事業拡大により失敗してしまうというのもあります。
企業体制の急激な変化により、従業員が大幅に減ってしまい売り上げが激減する場合なども失敗の要因に。
開業してから倒産するリスクを下げる
手間と資金を投入し企業するわけですから、誰しもが作り上げた会社は潰したくないですよね。
企業後…倒産のリスクを下げるために必要不可欠なポイントはご存知でしょうか？
固定費が低いビジネスで企業する
例を挙げて説明すると、飲食店や美容院などの業種であれば開業に多額の資金を投資しなければなりません。
初期費用が高く月々の支払いが高額なビジネスは、継続していくのが非常に難しく狭き門であると言えます。
開業してから長く経営をしていくには、まず第一に経営にかかる費用を抑えるという点が重要。
固定費が低く、投資が少ないビジネスであればあるほど倒産しにくい。
起業前にうまくいかなかった場合も想定しておく
起業しよう！と思う方のほとんどは、失敗した時の想定はしていません。
当然のことですが「起業して失敗するとは思っていない。」から起業するわけですよね？
物事がうまくいくというのは稀で、当然ビジネスは山あり谷あり。
事業計画を立てた段階で、見込みの利益が確保できない場合も想定しておく…というのは大事なポイントです。
起業してからずっと右肩上がりのビジネスは存在しない。起業前に想定し、対策を考えておくのが重要。
極力リスクは負わない経営を目指す
起業後…リスクを負う選択は極力控えるというのも大事です。
ギャンブル思考の経営者にありがちですが、多額の経費をかけて大きく稼ごうとすると、失敗した時に倒産しやすいのが現実。
潰れないという点に目線を置くなら、極力リスクを負わずに安定して稼ぐというのが大切な心がけです。
失敗した後も経営が続けられる実績があるなら別ですが、リスクを負う選択は極力避けましょう。
まとめ
いかがでしたか？データにしてみると、起業してから倒産してしまう事業というのは、想定より多いというのが現実です。
失敗しづらい事業を立ち上げるためには、固定費が低いビジネスでリスクを負わない選択が必要。
多くの起業は経営難からの資金不足、事業の拡大による失敗などが見受けられます。
今後何かのビジネスで開業する予定であれば、これらは視野に入れ十分に注意してください。
