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田舎カフェは儲かるの?
田舎にひっそりと佇む田舎カフェ。テレビ取材なんかでもよく目にすることも多いですよね?
あまり来客数が多くなさそうな田舎のカフェですが、どうやって生計を立てているのか気になる人のために記事をまとめていきます。
まず結論:カフェ経営自体が儲からない。
まず知っておいて欲しいのが、カフェ経営自体儲かる商売ではないということ。
飲食業であり初期費用が高いのがまず難点。そしてカフェという業種は飲食業の中でも客単価が低く、また回転率も非常に悪いのが特徴。
カフェ:1杯500円のコーヒーで2時間居座るお客さん。
一般的な飲食店:調理や飲み物を注文し2時間で1人3000円。
どちらが儲かるのかと言われれば一目瞭然。圧倒的に売上が取れにくい商売がカフェです。
田舎カフェは趣味がベスト
一般的に儲からないとされているカフェですが、繁華街などで席幅を狭くし回転率をあげていたり、サイドメニューの充実による軽食メインで客寄せし利益をあげているカフェもあります。
しかしながら根本的に集客しても大幅な来客の増加が見込めない、田舎にオープンしているカフェなどでは、経営として見るなら失敗する可能性が高いです。
田舎でカフェの事業を営んでいる人は、自分の持っている土地や物件を利用し、趣味として経営している人が多い印象。
根本的に儲からないカフェを田舎でやったところで儲かりません。経営としてではなく暇つぶしの趣味として考える人が手を出していい商売と言えるでしょう。
観光地などの田舎カフェであれば生計は立てれるかも…
観光地スポットなどがあり、観光客がある程度多い地域であれば、田舎カフェとして経営しても生計を立てれる可能性があります。
しかしながらやはり普通のカフェでは経営は難しいのが現状。差別化を図った独自のメニューの開発や、客単価をあげる工夫をしなければいけないので、難易度は高め。
観光客も目に止まるような、来客を促す人気のメニューなど創意工夫し経営に望まなければ成功はありません。
カフェ経営者の年収について
軌道に乗ってある程度順調というカフェは少なからず存在します。売上が継続して立てれるようになり、一般的にカフェ経営の成功者とも言える人。
そのような経営者であっても1店舗の年収は260万円程度です。ごく普通のサラリーマンより年収は低く、商売自体の難しさが感じられます。
また飲食業は2月8月は閑散期であり、収入がほとんどないといった月もあるということも知っておきましょう。資金の借り入れや機材のリース代など支払わなければならない場合は、生活そのものが難しいかもしれません。
おわりに
いかがでしたか?カフェ事業は飲食業の中でも難易度が高いです。3年以内に7割が廃業する飲食店のデータから読み取るに、田舎カフェが生き残る割合は少ないと思います。
スターバックスやドトールコーヒーなどが有名ですが、難易度が高くとも経営のやり方次第では店舗展開は可能なのも事実。店舗数を拡大し収入を増やしたり、顧客心理をつかみ客単価を伸ばす施策などで生計を立てている事業主も中にはいます。
田舎カフェでも発想の転換や、経営面で工夫すれば成功を掴み取ることができるのかもしれませんね。
【カフェを開業したい】必要な資格やスキルと成功する法則って何?