日本には様々な職人の仕事がありますよね?
どの仕事も技術が必要で、やりがいのあるものがほとんどです。どうせなら稼げる仕事で手に職をつけたい!
今回は職人別の平均年収に基づいて、ランキング形式で発表します。
職人を目指すのであれば、年収など参考にし検討してみてはいかがでしょうか。
目次
17位:飾り職人
飾り職人の平均年収は300万円!!
飾り職人は、主に和物の装飾品を作る仕事。かんざしや巾着袋、帯留めなどを作る職人のことです。
フリーランスとして自分の作った商品を、ネットを介して販売している女性の方などもおられます。和風のピアスやネックレス、最近ではスマホケースなども増えてきており、需要が高くなってくる仕事かもしれません。
やり方によっては大きく稼ぐということも可能ですが、平均年収は未だ低く稼ぎづらい職人の仕事ですね。
16位:家具木工職人
家具木工職人の平均年収は310万円!!
木製家具を製造するのが仕事であり、家具などの木工品を加工製造する専門の職人のことです。
ノミ・カンナ・ノコギリなど手工具を使って、昔ながらの製法で作る職人が多く、ネジなどの留め具を使わないものは技術が必要です。
木の性質から切り出し方など微調整を行いながら、木材同士を寸分の狂いなく嵌め込む仕事はまさに芸術。
大量生産で安く商品を流通させている現代では、需要が少なく年収は低めです。
15位:畳職人
畳職人の平均年収は320万円!!
その名の通り『たたみ』を作る職人のことで、畳の修理も行ったりします。
「い草」や「わら」を用いて畳を製造しますが、やはり技術が必須です。良い「い草」などを選別し良質な畳の製造などの知識も同時に必要。
今や機械化が進み大量生産ができるようになったので、経営側に回れば大きく稼ぐことも夢ではありません。未だ需要のある日本の古き良き時代の産物です。
14位:左官職人
左官職人の平均年収は330万円!!
コテを使い主に壁の塗装などを仕事とするのが左官職人です。白く美しい見た目から「白鷺城」と親しまれる姫路城なども左官職人がいたからこそ実現できたもの。
たかが壁塗りといっても芸術性が非常に高く、貝殻を混ぜて塗装に使ったりなどアートに似た部分があります。
最低でも5年ほど修行の期間が必要と言われている左官職人。自宅建築はもちろん、アパレルショップや飲食店の内装工事などでも一役かっています。
13位:指物職人
指物職人の平均年収は335万円!!
指物師(さしものし)などと呼ばれる職人であり、たんす,長持,机,箱火鉢など板を差合せてつくる木工品の専門職人。
板と板、板と棒組み合わせて製造を行う繊細な技術が必須の仕事です。それゆえ一人前になるには10年はかかると言われている職人。
木の性質など知識も必要で、手作業ながら作った製品は価値が高く、高値で取引されます。
12位:瓦職人
瓦職人の平均年収は340万円!!
名前の通り『かわら』を作る専門の仕事であり、伝統的な職業でもあります。
昔ながらの仕事であり、職人として活躍している人は少なく、若手不足が深刻化している職人と問題視されている現状。
現代において需要は少なく衰退の一歩を歩んでいる仕事ですが、ここ日本である限り小規模ながら受け継がれていく仕事とも言えるでしょう。
11位:箪笥職人
箪笥職人の平均年収は350万!!
文字通り『たんす』を専門に作る職人のことをさします。指物師などとは違うのは、木材選びから金具の制作、取り付けや塗装にいたる工程を全て一人で行う職人のこと。
以前は箪笥の製造に特化した職人でしたが、近年では箪笥以外にも木工品を扱う職人が多いのも現状。
箪笥だけでは生活が難しく、平均年収はこの金額よりもっと少なくなっている可能性が高いです。
10位:硝子職人
硝子職人の平均年収は360万円!!
硝子職人の仕事は『ガラス』でものを作る仕事です。グラスや食器、装飾品までを製造する仕事であり、割れやすい材質を扱う技術が必要。
一流の硝子職人が作った物は、極めて希少性が高く高値で取引されます。
高級料理店などで出てくる、飲み口の薄いグラスなどは硝子職人の技術の賜物ですね。
9位:建具職人
家具職人の平均年収は380万円!!
大工が建設した家に合う家具を作る仕事です。扉やドア、障子やふすま、窓などを製造する職人のこと。
人が生きる上で、なくてなはならない住む場所の建設。同時に需要が高まる職人であり、大工の建てた家に合わせて設計する技術が必要です。
年収も比較的高めですが、やはり技術や知識は必須で下積みは必要です。
8位:鳶職人
鳶職人の平均年収は390万円!!
それぞれ専門分野があり『足場鳶・鉄骨鳶・橋梁鳶・重量鳶』と分かれています。
足場鳶:足場を組む
鉄骨鳶:鉄骨を組み立てる
橋梁鳶:高速道路や橋などを架ける
重量鳶:重たいものを運び入れる
仕事は危険がつきものであり、毎年亡くなっている人も多いのが現状。その分年収は高めであり、建設には必須の職人です。
同率6位:螺鈿職人
螺鈿職人の平均年収は400万円!!
漆器などに用いられる装飾技法を螺鈿(らでん)といい、螺鈿職人はこの技法を用いて装飾を専門に行う職人のことです。
貝殻の内側の光沢を切り取り、漆器などに貼り付けるデザインを専門としています。技術やデザイン力なども必要で、奥が深い仕事とも言えます。
同率6位:蒔絵職人
蒔絵職人の平均年収は400万円!!
螺鈿職人と平均年収が一緒です。蒔絵職人は漆器に金粉や銀粉を扱い装飾する専門の職人。
日本の伝統的な職人の仕事であり、螺鈿職人と仕事内容はほとんど一緒ですが、扱う物が違うため呼び方が変わります。
こちらも技術やデザイン力が必要で、経験が物をいう職人と言えるでしょう。
5位:庭師職人
庭師の平均年収は410万円程度!!
庭師職人は日本庭園を作りそれを管理する仕事です。個人宅に雇われ仕事をするというのが主流であり、定期的に庭の手入れをするなども業務に含まれます。
年収の格差が大きく、稼いでいる人は1000万円以上稼ぐ人も。逆に300万円以下という人も少なくありません。
技術や知識が必須で奥が深い職人の仕事。信頼と実績が伴って初めて稼げるようになるのでしょう。庭の設計などセンスが必要なのも庭師の特徴です。
4位:大工職人
大工職人の平均年収は420万円!!
大工と言っても幅が広く、それぞれ専門的な分野に分かれて技術を磨きます。
建築大工
木造大工
宮大工
型枠大工
造作大工
墨だし大工
船大工
指物大工
などがあり仕事内容も違うのが特徴。自分の得意不得意から、やりたい仕事など選ぶ幅が広いのも事実。
そのどれもが職人の仕事であり、専門的な知識や技術が必要なため、自分自身が身を埋められるような職種を選ぶべきでしょう。
建設業界専門の転職エージェント【RSG Construction Agent】
3位:塗装職人
塗装職人の平均年収は425万円!!
塗装の総仕上げを行う職人であり、ありとあらゆる建築物に必要とされます。
左官職人と似ていますが、塗装職人は手広く仕事を行います。塗装にのみ特化した職人であり、壁の質感やデザイン力などが必要な左官職人とは少し違うと知っておきましょう。
2位:経師屋(表具師)職人
経師屋の平均年収は450万円!!
『紙・布・のり』を使った掛け物やふすまなどを作る仕事です。
経師屋(きょうじや)国家資格もあり、ふすま屋さんと呼ばれることもあります。日本の伝統的な仕事であり、陰ながら支える仕事と言えるでしょう。
近年では需要は少なくなりつつありますが、同時に職人も減ってきているため釣り合いが取れているのかもしれませんね。
画像引用元:https://home-hiroshima.jp/blog/live-comfortably/373
1位:漆職人
漆職人の平均年収は460万円!!
塗り師と呼ばれることも多く、漆を扱う仕事です。
漆器の制作や漆を塗ることを専門とした職人であり、国の重要文化財などの修復など関わることもあります。職人の元で弟子入りをし、修行したのちに一人前になるという道が一般的ですが、親分肌の職人が多く職人になるまで割とブラックだと言われています。
平均年収が高い背景には、こういった人手不足の要因が関与しているのかもしれませんね。名前が売れれば果てしなく稼げることも可能ですが、挫折する人も多いのが漆職人の特徴とも言えるでしょう。
画像引用元:https://www.yamada-heiando.jp/media/lacquerware/
まとめ
いかがでしたか?職人と言っても日本には様々な仕事があります。
それぞれ手に職をつけることができ、将来的に見ても収入が高い仕事も多いのが特徴。
新たな仕事につきたいと考える人に向けてまとめた記事もありますので、こちらの記事も参考にしてみてください↓↓
『失敗しない転職サイト』私が実際に使って良かったサービス厳選4選