目次
仕事ができない部下を育てる
マネージャー業務の大半を占める部下のマネジメント。
できない部下からできる部下に育て上げることができれば、その部署その企業は大幅な黒字へと変貌を遂げていきます。
しかしながら部下と言っても外見から性格まで様々で、一人一人個性があり仕事のやり方や考え方も違ってきます。
できない部下をできる部下へと成長させるにはどうすればいいでしょうか?
まずは部下から好かれよう
部下をマネジメントしできるように成長させていく為には、まず部下から好かれなければなりません。
好かれていないと聞く耳をもってくれないので、マネジメントのやりようがないというのが事実。
好かれると言っても様々で“尊敬”や“敬愛”なども同じ。
要するに自分の言葉を相手に聞いてもらう関係性で常にいなければいけないということです。
いくら仕事ができない部下でも、きちんとコミュニケーションをとってあげることが成長への第一歩と言えるでしょう。
承認欲求を充してあげる
部下を成長させるには仕事に対するモチベーションを高めてあげないといけません。
その為に重要なのが部下の承認欲求を充してあげること。
承認欲求(しょうにんよっきゅう)とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。
要は上司から「できる」や「すごい」と認められたいという欲求のことで、マネジメントを行う上で必要不可欠です。
- 部下のやる気を引き出すにはまず、上司である自分がよく部下を見てあげる。
- そしてできているところを“褒めてあげる”ことによりモチベーション向上につなげていく。
承認欲求を充してあげることが一番重要と言っても過言ではありません。
逆に承認欲求を充してあげることができれば、みるみるうちに部下は成長していくことでしょう。
失敗より成功を重要視しよう
仕事ができない部下はよくミスをしてしまいます。しかしその部下を育成しようと思うのであれば、頭ごなしに叱ってはいけません。
仕事を失敗し叱る比重が、褒める比重より増えてしまっては部下の成長も止まってしまいます。
失敗よりも成功したところに目がいくように、日々自分自身心がけて接することが大切。
これまでできなかったことができるようになれば“褒めてあげるクセ”をつけていきましょう。
同じミスを繰り返す、一度できたのにまたできなくなってしまう。見ていてストレスを感じ怒りたくなる気持ちもわかりますが、気長に見守ってあげるスタンスが重要。
部下は思っているよりも上司を見ています。「よく見てくれているな」と部下が感じれば感じるほど、自分への信頼は厚くなり素直に成長してくれることでしょう。
自分や他人と比べない
この部下は仕事ができない。そう思うのはなぜか?
それは過去の自分自身や違う部下、他人と心の中で比べてしまっているのが原因です。
比較対象が多ければ多いほど、仕事が遅いなどできないところが目立ってきます。
一人一人個性がありそれを伸ばしてあげることがマネジメントです。
個性を潰さず他人や過去の自分と比べないよう、自分自身考え方を見直しましょう。
そうすれば不思議と悪いところより良いところに目がいきやすくなってきませんか?その心が部下の成長を促す成長剤となってくることでしょう。
自分で考える“クセ”をつけさせる
仕事ができない部下は基本的に受け身でしか物事を判断できません。
自分主体で行動でき、なおかつ間違ったことをしないのができる部下というもの。
できない部下をできる部下に成長させるには、自分で考えさせて行動し間違ったことをすればそれを正してあげるのが育成の基本です。
その為に上司自ら指示を出し、部下の行動をマニュアル化してしまうのは避けましょう。
創意工夫を部下自身で行い自ら行動できる人材を育成できるよう成長を促していってあげてください。
説明はわかりやすくシンプルに
部下ができない根本の理由が、上司にあることもあります。
上司の説明がわかりづらく、部下が理解できていないことも。
説明はわかりやすくシンプルにできるようにしましょう。
説明をしたものの部下が理解できていなければ、説明していないのと一緒です。
同じ教え方でも伝わりやすい人と伝わりにくい人がいると上司自身が把握し、その人に応じてやり方を変えていくと成長のスピードが変わってきます。
言葉だけでは伝わらない部下は、図やイラストなどを用いて説明すれば驚くほど理解するケースもあります。
個性を重要視しできる部下を育成していってください。
まとめ
できない部下をできる部下に成長させていくには、まず部下のことをよく見てあげること。
次に褒めてあげ承認欲求を充してあげれば、上司のいうことは真剣によく聞いてくれるようになります。
わかりやすく嚙み砕いた説明で、部下が自発的に行動できるようマネジメントしていけば、できる部下に成長してくれることでしょう。
場合によっては上司自らの考えを見直し、部下との関係性をより良いものへと変えていかなければなりません。より良い職場を目指していきましょう。